＊昨日のGALAXY.5生配信のネタバレをしております。
＊個人の考えオンパレードになります。
＊感想というか私自身の回顧録です。
☆☆☆
幼い頃、たまに訪れていた科学館がありました。
ガラスでできた扉を抜ければ別世界。プラネタリウムがあり、実験室があり、子供が一日中遊ぶには十分すぎるほど楽しめる場所でした。
季節関係なく訪れていたはずですが、なぜか夏に訪れた記憶が色濃く残っています。
長い長い坂道を登り切って、太陽が眩しすぎて、汗だくになって、やっと着いたね、なんて誰かと笑いあった、今となっては遠い過去の記憶。
気づいたら大学生になって、科学館からはすっかり足が遠のいてしまいました。
この大切な記憶も忘れていました。
思い出したのは、GALAXY.5の公式HPを初めて見たときでした。
9人が宇宙船の窓から外の景色を眺めているのが目に飛び込んできます。そしてゆっくりスクロールしていった先に現れた誰かからのメッセージ。
忘れていた記憶が、感情が、一気にそのときの色を帯びて蘇りました。
母とその友人に連れられて行ったあの日。小学校の遠足でプラネタリウムを見に行ったあの日。それから、いつかわからないあの日も。
メッセージを目にした瞬間、懐かしいなと思いました。初めて見たメッセージなのに、不思議とその科学館のことを思い出したんです。
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昨日のライブではそのメッセージにちなんだ物語がありましたね。
メンバーそれぞれが惑星を背負っていて、歌がある。
オープニングの演出も予想外過ぎて思わず「すごい！」と叫んでしまいました。
この物語の行く先では何が待っているのかな。無性にワクワクしました。
普段と異なるパートを歌う。別の曲の振りを入れる。大型スクリーンでたくさんのきらめきを映す。
”これまでとは違う”ということがひしひしと伝わってきました。
2時間30分があっという間でした。とってもとっても楽しかった。
物語は一度幕を閉じたけれど、疑問に思うことはたくさんあります。
なぜひとりだけ衛星なのか。
あの宇宙船はどこからどこへ向かうのか。
ツアータイトル"GALAXY.5"に込められた意味はGALAXY.Sだけではないような気がします。
知りたいことはまだ残っている。私はそう思います。
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あの科学館には、それぞれのフロアにテーマがありました。
残念ながらテーマは思い出せません。
でも、星空を模した天井が広がるエレベーターからフロアに足を踏み入れると、それぞれ違う世界が広がっていたことを覚えています。何度訪れても、いつもその世界に圧倒されていました。
各フロアには受付機のような機械が設置されており、テーマに沿った問題や仕掛けが施されていた気がします。スタンプラリーの役割を果たしていたのでしょうか。このあたりの記憶は本当に朧気です。
すべての機械を回りきって最後に1階にある機械で最終チェックをしてそれをクリアする、というのも科学館の楽しみ方のひとつでした。
小学生の頃でしょうか、父とふたりで科学館に行きました。
父は体力があるのと、普段は仕事が忙しく私とあまり遊べないという事情からか、その日は1日中とことん遊びました。
科学館を隅々まで回ってミッションを全てクリアして、いつもは時間がなくて諦める最終チェックまでなんとか辿り着きました。
でも、その最終チェックに一生懸命取り組んでいる最中に閉館時間が来てしまい、クリアすることはできませんでした。あとちょっとだったのに。
その後も科学館を訪れたとは思いますが、覚えていないので一度もクリアできなかったのでしょう。クリアによって得られるこの科学館の”答え”はわからずじまいです。
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昨日のGALAXY.5は配信ライブという形になった都合上、演出が変更されたと聞きました。
配信ライブに形を変えたとはいえ当初の通りの演出でやるという未来も存在したでしょう。
でも今回演出が変わったことには「物語を終わらせるにはまだ早い」という意味が含まれているかもしれません。
…無観客じゃなくて、お客さんが入った景色を見てほしいです。サイリウムの光に囲まれてステージに立ってほしいです。
都合のいい解釈かもしれません、でも、色々と変わってしまったことにも意味がある気がします。
GALAXY.5にて紡がれる物語にはまだまだ気になるところがあります。
これに対する答えを今知るのもきっと楽しいでしょう。でも私たちがライブ会場に足を運べるようになるまでお預け。そのときが来るのがとっても楽しみです。
あの科学館の”答え”には出会えなかったけれど、この物語の”答え”には出会えると信じています。
あの科学館のメインテーマは”宇宙”でした。
そら
